• Tel 0280-92-4650
MTL型混合機（機械式　タンクレス混合機）|ガス混合機|ガスミックス工業株式会社

MTL型混合機（機械式　タンクレス混合機）

  • トップ
  • MTL型混合機（機械式　タンクレス混合機）
G型 混合機を限界まで進化させた弊社の意欲作です。従来、必要とされたバッファータンクを無くす事で、大型 混合機（最大流量１００Nm3／H以上。）における設置スペ－スを節約します。
定量ノズルユニットと遮断弁を一体化させた新開発のノズル遮断弁ユニットを多段配置して、各ユニットごとの圧力設定値を変える事で、今まで必要とされていたバッファータンク容積の１／２０以下（弊社製 混合機 比較値）のインテグラ ミキサ－（チャンバ式　撹拌器）をバッファータンクとして機能させる事で、圧倒的な小型化に成功しました。尚、ノズル遮断弁は多段ユニット化による混合ガス製造時のON／OFF運転による不明ガスを無くします。混合精度はG型と同様±1.0VOL％の高精度で再現性の高い混合ガスを製造します。末端の消費流量に合わせた混合ガスの製造を行う為、消費負荷変動や周囲温度に関係なく、高精度 混合ガスを安定供給します。

フロ－図

混合ガス製造の流れ
※基本理論は"N型／G型　混合機"の項を、ご参照ください。
  1. Aユニットが混合ガス製造を始める。ノズル遮断弁で流量制御された各ガスがインテグラ ミキサ－内部で激しい撹拌状態になり混合ガスになる。
  2. Bユニットが混合ガス製造を始める。以下、同様。
  3. Cユニットが混合ガス製造を始める。以下、同様。
  4. 各ユニットの上限設定値　0.5MPaで混合ガスの製造が停止する。
  5. 末端で混合ガスが消費されると下限設定値に達したラインが再び混合ガスの製造を始める。0.44MPaでCユニットが製造開始。消費量が増えて0.42MPaになるとBユニットが製造開始。更に消費量が増えて0.40MPaになるとAユニットも製造を開始し混合機としての最大製造量となる。
  6. 以下、上記の動作の繰り返し。
  7. インテグラ ミキサ－内部の混合ガスが圧力調整器で圧力調整され、安定供給される。

ガス混合機の特徴

  • 高精度　±1.0Vol％
  • 操作が簡単です。運転スイッチを"入れる"だけです。
  • バッファータンク不要なので、設置スペ－スをとりません。
  • 負荷変動の影響を受けません。
  • 温度影響を受けません。屋外設置可。（屋外設置仕様。）
  • 低コストでユ－ザ－仕様に対応できます。

仕様

型式 MTL－E型
（機械式タンクレス混合機）
混合方式 定量ノズルユニット方式
製造ガス種 ２成分で成分比率は固定
混合精度 ±1.0VOL％
最大発生流量 100～ 1,000Nm3 ／ H
入口圧力 お打合せによる※但し、0.99Mpa以下
出口圧力
（供給圧力）		 お打合せによる※但し、最大で0.6MPa　入口圧力との差圧0.3MPa必要。
使用温度 0 ～ 40℃（周囲温度）
設置場所 屋内、屋外※高圧ガス保安法の可燃性ガス雰囲気外の場所
制御方式 制御盤によるシ－ケンス制御
電源 100V　5A
寸法 1,200W × 800D × 2,000H（バルブ含む）ｍｍ
（200Nm3 ／ H　屋内設置タイプ）※変更の場合有り。
重量 約450Kg
（200Nm3 ／ H　屋内設置タイプ）※変更の場合有り。
特別仕様
  • 普通仕様 ／ 禁油処理仕様（接ガス部 非鉄仕様）
  • 制御盤　別置き
オプション
  • 熱伝導式 分析計
  • 濃度切替機能
  • 警報用 入 ／ 出力端子
  • その他、ご相談下さい

定期点検

可燃性ガスを原料とした混合機の場合、機内に可燃性ガスを流入し混合ガスを製造します。更に、製造された混合ガスをガスタンクに貯蔵する装置の為、安全性は最重要項目です。又、不活性ガスや支燃性ガス使用においてもガス漏れによる窒息事故対策等の十分な安全配慮が必要となります。
これら、安全性維持と混合ガスの高精度混合性能の維持の為、1回／1年（１日／8時間稼働として。）の定期点検を推奨します。

使用例

半導体関連用を初めとするG型　混合機に準じます。基本的に最大流量が100Nm3／H以上の場合、機械式タンクレス混合機（MTL－E型）を推奨させていただきます。
半導体関連用　概略仕様（H2 + N2混合機　MTL2-200E型）